2016年09月23日
なぜ、「かかりつけ歯科医」のいる人は長寿なのか?
こんにちは!
香川県 三木町 池戸 農学部前 阿部歯科医院スタッフです。
9月22日(木)香川県歯科医師会館で行われた
『なぜ、「かかりつけ歯科医」のいる人は長寿なのか?』
の題目で首都大学東京・名誉教授の星 旦二先生の
講演を聞きにいってきました。
とても気さくな先生で、7年間の調査結果を紹介しながら
楽しく参考になるお話をしてくださいました。
みなさんは、「ピンピンコロリ」という言葉は知っていますか?
病気に苦しむことなく元気に長生きをし
病まずにコロリと死のう という意味です。
どうすれば、ピンピンコロリが可能でしょうか?
まず、健康でなくてはなりません。
体の健康を保つには豊かな食生活が大切です。
おいしいものを何でも食べるためには
お口の中の状態をよくする必要があります。
虫歯や歯周病ではよく噛めません。
食べるのが苦痛になってしまいます。
悪いところは治療してよく噛めるようにして
お口の中の環境を整えましましょう。
そして、お口の中をきれいに維持するためには
普段からの歯磨きやかかりつけ歯科医での定期(予防)検診が
重要になってきます。
多摩市の高齢者を対象にして7年間調査をしたところ
かかりつけ歯科医のいる人のほうが生存率が維持されていることや
要介護になりにくく、重度介護も抑制される可能性もあると
結果にでたそうです。
この結果は、40~64歳の壮年期世代にもあてはまり
口腔ケアが生存維持に役立っているそうです。
もちろん、運動をしたり生活習慣に気を付けることで健康を保つことや、仕事や趣味を持って心も健康に保つことも重要だともありました。
「お口は健康の入り口」です。
口の中の病気を治すのではなく、体や心の健康もお手伝いしていきたいと思いました。